ひろゆきさん「0日にした方がよくない?」 辺野古ゲート前の座り込み抗議巡る投稿が物議


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ゲート前で抗議市民に対し「座り込みの意味を理解していない」などと発言するひろゆきさん=4日、名護市辺野古(仁尾淳史さん提供)

 【辺野古問題取材班】インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者のひろゆき(西村博之)さんが名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れ、座り込み抗議の参加者が誰もいなかったことから、抗議日数を示した掲示板について「0日にした方がよくない?」などと4日までにツイッターに投稿し、物議を醸している。抗議活動は2014年7月から始まり、工事車両が往来する時、一日3回展開される。抗議市民からは「基地問題の本質ではない議論」「背景を理解してほしい」との声が上がった。

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 関係者によるとひろゆきさんは3、4の両日、インターネット番組収録などで抗議テントを訪問。抗議の様子も見た。日数の数え方について市民らに「座り込みの意味を理解していない」などとも発言した。

 ジャーナリストとして活動する大袈裟太郎さんの取材に、ひろゆきさんは「誤解を生むような言葉をわざと使っているのであればデマになる」などと語ったという。

 ひろゆきさんと言葉を交わした沖縄平和運動センター前議長の山城博治さんは本紙取材に「抗議を開始した日からの日数を示した掲示板だ。工事車両が来ない時や台風の時は、座り込みはやっていないが、それもあえて説明しなさいということか」と困惑気味に語った。本紙は関係者を通じてひろゆきさんに取材を試みたが、連絡を取ることができなかった。