【読谷】沖縄県読谷村の都屋漁港で28日、通常の10倍ほどに当たる約6トンのガチュン(メアジ)が水揚げされた。漁港では漁師らが出荷作業で忙しそうに動き回っていた。読谷村漁業協同組合の前泊克昌組合長は「久々に活気がある。(29日開幕の)読谷まつりの前日に海からの贈り物だ」と喜んだ。
漁港から沖合約2.5キロに設置している大型定置網に掛かった。ガチュンはシーズンを通して捕れるが、主に4~9月の水揚げ量が多い。刺し身や塩煮、塩焼きなどさまざまな食べ方がある。漁協の直売所などで販売されている。
揚がったガチュンは通常より大ぶりだという。直売所で3袋購入した山城昌人さん(68)=那覇市=は「前は3千円で12匹だったけど、今回は2千円で20匹だった。新鮮でおいしいので楽しみ」と話した。
(古川峻)
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