世界のウチナーンチュ、3000人がパレード きょう開会式、雨で会場変更の可能性も


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世界のウチナーンチュ大会の前夜祭パレードで、国際通りを埋めるブラジルからの県系人ら=30日午後、那覇市の国際通り(小川昌宏撮影)

 第7回世界のウチナーンチュ大会(同実行委員会主催)の前夜祭パレードが30日、那覇市の国際通りで行われた。海外13カ国26都市から約1600人が参加した。国内県人会や県内団体などを含めると計約3千人が各国・各地の音楽や踊りを披露しながら練り歩いた。この日は6年前の前回大会で制定された「世界のウチナーンチュの日」。沿道は多くの県民や観光客であふれ、パレード参加者と共にウチナーンチュの絆の強さを確認した。

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 実行委員会会長を務める玉城デニー知事はパレード前の式典で、海外からの参加者に感謝と歓迎の言葉を述べ、県民に「待っちょーたんどー(お待ちしていました)と声をかけ、肝心(ちむぐくる)で温かく迎えてほしい」と呼びかけた。

 米ハワイ州知事で県系3世のデービッド・イゲ氏は「はいさい、ぐすーよー(こんにちは、みなさん)、アロハ」と、沖縄とハワイの言葉を交えてあいさつ。「国際通りでつくる思い出は、かけがえのない思い出になる」と話した。

 大会は31日に開会式を迎える。同日は警報級の大雨が降る恐れがあり、実行委員会は会場を沖縄セルラースタジアム那覇から屋内運動場の沖縄セルラーパークに変更することも検討中。 (稲福政俊)


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