沖縄署に石などを投げ付けた襲撃騒動、高校生含む少年ら7人を書類送検 沖縄県警、集団的器物損壊の容疑 高校生失明事件


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警察官に向かい投石を繰り返す若者ら=1月28日午前3時ごろ、沖縄市山里の沖縄署(又吉康秀撮影)

 今年1月27日深夜から翌未明にかけて、沖縄県沖縄市山里の沖縄署周辺に数百人の若者らが詰め掛け、一部の若者らが石や物を庁舎に投げ付ける襲撃騒動となった件で、県警は8日、庁舎のガラスや警察車両を破損したとして、高校生を含む16歳~19歳=当時=の少年7人を暴力行為法違反(集団的器物損壊)の容疑で那覇地検に書類送検した。捜査関係者によると、少年らは大筋で容疑を認めているという。

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 襲撃騒動は今年1月、沖縄市宮里の路上で沖縄署に勤務していた男性巡査(30)とバイクで走行中の男子高校生(17)=当時=が接触し、高校生が右目を失明する重傷を負った事案が起因となった。巡査は11月、特別公務員暴行陵虐致傷容疑で書類送検された。

 県警によると、集まった若者の一部が、石や物を投げ付け、庁舎の一部や車両などを破損させた。周辺の防犯カメラ映像の解析や関係者への任意聴取などで少年らの特定に至った。数百人の若者の中から、被害と破壊行為者の因果関係の立証に時間を要したという。県警は今後、送検した少年らの捜査を進め、襲撃に至った背景など、全容解明に向け調べを進める方針。

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