沖縄県は21日、新たに934人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。確保病床数の目安となる医療フェーズについて、宮古圏域を2から3Bに引き上げ、八重山圏域を4から3Bに引き下げると報告した。
県全体のコロナ専用の病床使用率は31・7%で、圏域別の病床使用率は、本島が34%、宮古が18・2%、八重山が19・4%となっている。
入院中が215人おり、そのうち重症が3人、中等症が99人となっている。宿泊施設療養中は265人、自宅療養者数は4134人いる。
新規感染者の年代別では、20代が148人と最多で、続いて30代が140人、40代が138人、10代が126人などとなっている。
施設内感染などで県が支援に入っている社会福祉施設は47カ所で、療養者は198人いる。新たに宮古病院で計5人のクラスターも確認した。
県は22日に対策本部会議を開き、警戒レベルの見直しについて検討する。
(中村優希)
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