沖縄県内公立学校の卒業式「マスク着用せずを基本」 県教育委員会が通知 那覇市は着用奨励


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治
新型コロナウイルスの感染防止で日常の着用が定着したマスク

 沖縄県教育委員会は、県内公立学校の卒業式で「マスクを着用せずに出席することを基本」とする方針を市町村教育委員会や各小中学校、県立学校などに通知した。文部科学省からの指針に沿って、14日に発出した。

▼那覇市「式典中はマスク着用を奨励」 市立小中学校の卒業式で保護者らに通知 沖縄

 入退場や卒業証書授与など式典全体を通じて、児童生徒と教職員はマスクを外すことを基本とする。国歌・校歌の斉唱や合唱、複数の児童生徒による「呼びかけ」を実施する際は、マスクの着用など感染症対策を求める。

 保護者や来賓に対してはマスク着用を求め、座席の距離を確保した上で参加人数の制限は不要とした。

 基礎疾患などさまざまな事情で児童生徒がマスク着用を希望する場合や、健康上の理由で着用できない場合もあることから、学校や教職員が着脱を強制することがないようにすることも通知で求めている。

 那覇市は、市立小中学校の卒業式について「式典中はマスクの着用を奨励する」との通知を出しており、今後各市町村で対応が分かれる可能性もある。


【注目記事】

▼沖縄の世帯の9%が利用 最多は働き世代の40代 コロナ特例貸し付け

▼マスク着用「個人の判断」沖縄県の対処方針に反映へ コロナ新たに138人感染、8人死亡(2月16日朝まとめ)

▼「大声あり」イベントの定員、収容率100%に コロナ対処方針、沖縄県が制限緩和

▼月収3万「コロナに振り回されている」在宅で光熱費や食費は増 40代女性、返済免除に託す望み

▼沖縄コロナ、家庭内感染が最多 若者、子育て世代を中心に 2021年3~9月県まとめ