自民離党の照屋氏、今後の政治スタンス「まだ考えていない」 沖縄県議会副議長


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自民党離党の理由などを報道陣に説明する県議会副議長の照屋守之氏=22日、県議会  

 自民党沖縄県連は22日、県議会副議長の照屋守之氏(67)=うるま市区、5期目=から離党届が出され、同日付で受理したと発表した。離党届の提出は20日付。照屋氏は現在県議会で野党的立場を取っているが、今後の政治スタンスについては「まだ考えていない」とした。

 県連は、照屋氏が昨年末の県議会自民会派離脱について会派への十分な説明がないままに離脱会見を開くなどした行動を問題視し、党紀委員会で処分の可否や内容を議論していた。

 照屋氏は報道陣の取材に「処分による新たな混乱が生じないように離党届を出した」とした。本紙の取材には、自身の一連の言動で混乱を招き、後援会からも批判があるとして「感情的な不信感を与えている。そこのけじめをつけないといけない」とも述べた。

 一方、今回問題視された行動については本来、処分対象になるものではないとの認識を示した。来年の県議選に向けては出馬の可否も含めて、後援会と相談する考えを示した。

 照屋氏の離党に自民県連の島袋大幹事長は「県議5期目で、後輩に指導していただく人がこういった形で離党するのは、一緒にやってきた同志として残念だ」と述べた。

(大嶺雅俊)

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