3月末に沖縄県の昭和薬科大学付属高校・中学校の校長を定年退職した諸見里明氏(67)が、4月から興南中・高校の校長に着任した。5日、同校の我喜屋優理事長(72)、仲眞勝夫事務局長と共に那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、着任のあいさつをした。
諸見里氏は県教育長退任後、昭和薬科大付属中高の校長を7年間務めた。我喜屋氏とは長年交流があり、諸見里氏が定年退職することを知った我喜屋氏から申し出があり、校長になった。
諸見里氏は「人材育成は自分にとって、生涯懸けての仕事だと思っている。定年退職となったが、まだまだ自分の知見を子どもたちに還元したいと考えていた。興南でも文武両道を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
我喜屋氏は「学校は60周年を迎え、改めて文武両道の学校を目指そうとしているところだ。諸見里さんは公立校・私立校、教育行政も知り尽くしている。ふさわしい人物を迎え入れることができた」と期待を込めた。
(嘉数陽)
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