レーダー消失2分前に下地島管制と交信 陸自が交信内容の確認進める 宮古沖陸自ヘリ不明


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宮古島沖での陸上自衛隊ヘリコプターの事故について記者の質問に答える浜田靖一防衛相=7日午前

 【東京】6日に沖縄県宮古島市北方の洋上で陸上自衛隊のヘリコプターの行方が分からなくなった事故で、陸上自衛隊は7日午前、レーダーからヘリの機影が失われた6日午後3時56分の2分前に、下地島空港の管制との間で交信があったことを明らかにした。陸自が内容の確認を進めている。

 浜田靖一防衛相は7日午前の閣議後会見で「10人の人命の捜索に全力を尽くすとともに、事故の発生を重く受け止め、自衛隊機の運用に当たって安全管理に万全を期していく」と述べた。

 ヘリには、熊本県に拠点を置く第8師団の坂本雄一陸将(55)ら隊員計10人が搭乗していた。発見に至っていない隊員10人について自衛隊や海上保安庁は夜通し捜索を続けたが、浜田氏は「依然として行方不明のままとなっており、現在捜索中だ」と声を詰まらせた。
 事故が発生した6日には自衛隊の航空機4機と艦艇3隻を捜索に投入したとし、午後6時24分に海保の巡視船が発見したものが「航空機の器材と思われるもの」と説明した。

 海上保安庁は、行方不明となった陸自ヘリコプターのものとみられる「陸上自衛隊」と書かれたドア1枚と、回転翼の一部を回収し、写真を公表した。
(明真南斗)

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