新型コロナの入院患者が増加、本島の医療フェーズを4に引き上げ 感染者は前週比1.8倍(5月25日発表)


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 沖縄県は25日、第20週(15~21日)に定点医療機関54カ所から報告があった新型コロナウイルス患者数が583人で、定点当たり10.80人だったと発表した。総数(推計値)は2740人だった。前週比で報告数は255人増の約1.8倍、定点当たりでは4.73人増加している。特に中南部や宮古地域で感染者が増えており、高嶺公子感染症総務課長は「医療負荷も高まっている」と述べ、感染対策を呼びかけた。

 県内各病院の入院患者も増え続けており、15日は173人(重症者1人)だったが、21日は292人(同4人)となっている。重点医療機関の病床使用率は県全体で29.3%で、圏域別では本島30.7%、宮古25.9%、八重山4.5%だった。

 県によるとクラスター(感染者集団)が起きた病院が数カ所あり、圏域をまたぐ救急搬送も起きているという。こうした医療負荷の高まりから県は同日、確保病床を定める医療フェーズを本島は3B(247床)から4(313床)へ、宮古を1(9床)から2(同)へ引き上げた。

 フェーズが5になった場合、救急外来の診療制限などを考慮し、県による入院調整を再開するか検討する。来週にも県新型インフルエンザ等対策会議を開き、部局全体で感染状況などを共有するという。

 県は同日、5類移行以前に感染後に死亡した30代から90歳以上の男女計5人の死亡を発表した。30代男性は基礎疾患があり入院中だったという。
 (嘉陽拓也)

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