新型コロナウイルスの流行状況を確認する県の新型インフルエンザ等対策会議が29日、県庁で開かれた。会議後に記者会見を開いた玉城デニー知事は、新型コロナの定点報告数や入院患者が増加傾向にあるため、県民に感染対策を呼びかけた。
新型コロナは全数把握から定点把握に切り替わっている。定点医療機関からの感染者報告では、15~21日の週で定点医療機関1人当たり10.80人で全国ワーストとなっている。入院患者が増加しており、重点医療機関が確保する病床も拡大している。玉城知事は、医療機関の負荷を高めないためにも、症状がある場合は学校や仕事を休むほか、入院のリスクが高い高齢者を守るなどの配慮を求めた。
同対策会議は新興感染症に対応するもので、新型コロナに関しては、感染者数の急増や新たな変異株の影響が確認された場合は随時開催するという。
(嘉陽拓也)
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