沖縄戦などで犠牲になった24万人余りの名前を読み上げる「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」(主催・同実行委員会)で7日、玉城デニー知事が参加し、伊江村の犠牲者の名前を読み上げた。
名前を読み上げる取り組みは、戦争で犠牲になった一人一人の命について考えようと、昨年に続き2回目の開催。1日から慰霊の日の23日まで行われている。
那覇市の県庁からオンラインで参加した玉城知事は、自らの親族を含む160人の名前を1人ずつ読み上げた。
読み上げ終えた玉城知事は「名前を刻まれた一人一人にそれぞれ家族があり、人生があったことを考えると胸が詰まる思いだ。戦争の経験から、何においても『命どぅ宝』の思いを胸に、戦争のない平和な世界を作っていきたい。そのウチナーのチムグクルが、国の内外に広がっていくこと強く心から願う」と話した。
平和の礎には、今年新たに365人が追加刻銘され、刻銘者は計24万2046人となる。
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