台風6号の再接近で2日間にわたって閉館されていた那覇空港旅客ターミナルビルは7日、通常開館した。空港ロビーには朝からキャンセル待ちや予約変更をする利用者で混雑し、カウンターには長蛇の列ができた。台風6号の停滞と再接近により、長期の足止めをされた観光客からは「早く帰りたい」と疲れを隠せなかった。6日も延泊した観光客もいた。
家族3人で旅行で訪れた会社員の男性(48)=東京都=は7月29日から久米島に滞在し、8月1日に帰る予定だったが、台風で7日にずれ込んだ。羽田行きのキャンセル待ちをしているといい「台風中はホテルで暇を持て余していた。長い旅行だった」と苦笑いした。
伊丹行きの便に搭乗予定の会社員男性(46)=大阪府=は4泊5日の日程が5日間延びた。当初のホテルの延泊ができず、別のホテルに滞在していたといい「暴風の中、車で移動した。仕事もあるので早く帰りたい」と疲れた様子だった。
航空各社によると7日は81便の欠航が決まっており、約1万4千人に影響がある見通し。
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