台風11号、あす31日～9月2日に沖縄接近か　台風12号も発生見通し（8月30日朝）

　台風11号は30日午前9時現在、沖ノ鳥島近海に位置し、ゆっくりと西北西に向かっている。31日から9月2日ごろにかけて強い勢力で沖縄地方に接近する恐れがある。

　沖縄気象台は、台風11号が最も接近する時間帯は大東島地方が31日夜のはじめ、沖縄本島が9月1日午前ごろを見込んでいる。

　同気象台によると、沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、大東島地方と沖縄本島地方では31日から9月1日ごろにかけて、先島諸島では9月1日から2日ごろにかけて大しけとなる見込みで、高波に警戒を呼びかけている。

　31日は、大東島地方で南東の風が非常に強く吹き、沖縄本島地方では北東の風が強く吹く見込み。台風11号の進路によっては、大東島地方では31日から9月1日ごろ、沖縄本島地方や先島諸島では9月1日から2日ごろにかけて暴風となる恐れがある。　

　30日午前9時現在、台風11号の中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40 メートル。中心から55キロ以内の全域が風速25メートル以上の暴風域。中心から220キロ以内の全域が風速15メートル以上の強風域となっている。

　一方、29日夜までに日本の南の海上にあるマーシャル諸島付近で熱帯低気圧が発生した。30日午前9時現在、トラック諸島近海にあり、時速10キロで西北西に向かっている。31日朝までには台風12号となる見通しで、3日未明には小笠原近海に達し、4日以降に沖縄地方に近づく恐れもある。　

　また、非常に強い台風9号は30日午前6時現在、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡に位置し、時速15キロへ北西に向かっている。沖縄地方からは遠ざかる方向に進んでいる。

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