沖縄電力、1株年10円 2年ぶりに配当 25年度まで「回復期間」に


沖縄電力、1株年10円 2年ぶりに配当 25年度まで「回復期間」に 沖縄電力(資料写真)
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 沖縄電力は12日、「未定」としていた2024年3月期の配当予想を中間、期末とも「1株当たり5円」にすると発表した。連結で初、単体で過去最大となる赤字を計上した23年3月期は無配だった。同社は25年度までを回復に向けた「リカバリー期間」として、段階的に配当水準を引き上げ、期間終了後に従来の配当水準を目指すとしている。

 連結の自己資本比率にも新たに目標値を設定した。22年3月策定の中期経営計画では、25年度の財務目標として30%台維持を掲げたが、大幅赤字となった23年3月期は23.4%と前期比で12.3ポイント低下した。そのため、新たにリカバリー期間中に25%を目指すと掲げた。

(當山幸都)