クリームシチューとご飯、「わける派」か「かける派」か―。ハウス食品が19日発表したクリームシチューの食べ方に関する全国調査で、沖縄県はご飯に「かける派」の割合が61.7%を占め、47都道府県でトップだった。理由としてタコライスなど一皿の「ワンディッシュ」で食べる習慣が根強いことが考えられるという。具材に「鶏肉」を使う割合も沖縄が全国一高かった。
調査は今年2月にインターネットで実施し、都道府県別の10~60代の男女180人ずつ、計8460人から回答を得た。このうち、クリームシチューをご飯と食べることが多いと答えた「ごはん派」5617人を対象に「わけかけ論争」の状況を調べている。
全国平均は「わける派」68%、「かける派」32%だった。「わける派」の割合が最も高いのは鳥取県(80.2%)で、島根県(79.5%)、富山県(78.9%)と続き、西日本の県が多くランクインした。一方、「かける派」は東日本で多い傾向があったが、2位の青森県(49.6%)以下を引き離し、沖縄県が61.7%と最も高かった。
ハウス食品は「タコライスなどに代表される『混ぜて食べる』食文化があり、ワンディッシュの習慣が根強いことが考えられる」と指摘した。
(當山幸都)
