豊見城市高安の住宅街、オレンジ色の看板が目印の「まちの小さな天ぷら屋さん」。お店のオーナーは穐山由香さん(娘)と眞喜志エミ子さん(母)の親子。眞喜志さんは琉球料理とイタリア料理に精通する、熟練の料理人です。
お店の天ぷらは衣が厚い、県民おなじみの“うちなー天ぷら”ですが、手作りにこだわった味わいが魅力。人気ナンバー1は「魚天」(120円)。マグロの希少部位、脳天を使い、軟らかい食感です。「芋くず(ンムクジ)天」(120円)は芋をつぶす工程から始め、丁寧に作ります。冷めてもおいしいんですよ。「ゴーヤー天」(120円)は、ゴーヤーが苦手だった近所の子どもが、好き嫌いを克服したというお墨付き。ちょっとユニークなのは「SDGsチャンプルーかき揚げ天」(120円)。近隣の農家さんの野菜を使用。季節の作物を地産地消で楽しめます。
「琉球料理の基本を崩さず、昔の料理の良さを伝えています」と話す眞喜志さん。お店は子どもからお年寄りまで、人々が集う憩いの場にもなっているようです。ぜひ足を運んで、温かい雰囲気も味わってください。
【住所】豊見城市高安10-5(マップはこちら)
【TEL】090-9548-3024
【営業時間】秋・冬11:00~18:00(春・夏11:00~18:30)
【定休日】日・月曜(年内営業は29日まで。新年は5日から)
【駐車場】あり
【Instagram】@machi_tenpura
(2023年12月14日掲載)