南城市議会、傍聴席が満席 市長セクハラ疑惑で百条委設置の動議も


南城市議会、傍聴席が満席 市長セクハラ疑惑で百条委設置の動議も 市長の言動に抗議し、疑惑の真相解明を求める女性ら=20日午前9時半すぎ、南城市役所前
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 古謝景春南城市長のセクハラ疑惑を受けて、南城市議会で20日、市長に対する質疑が行われる。朝から市民が議会に駆けつけており、開会1時間前の午前9時ごろには27席分用意された一般傍聴席が満席になった。野党、中立、無会派の市議から疑惑を解明する特別委員会(百条委員会)を設置する動議も提出されており、市長を支える与党会派の対応が焦点となる。

 今回の問題は、市長の運転手をしていた女性が昨年12月、「市長からセクハラを受けた」と申告。市長は当初「すみませんでした」「私はいつでも辞める覚悟です」と女性にメッセージを送っていたが、その後、市長は第三者を入れた調査を拒否。市は同月末に女性の契約を解除した。市長は現在、疑惑を否定している。

 南城市役所前では午前9時前から、古謝市長の言動に抗議し、疑惑の真相解明を求め、県内在住の女性有志でつくるフェミブリッジアクション@沖縄のメンバーらがプラカードを持ってスタンディングをした。