大浦湾側工事、「環境保全対策の協議対象となる可能性」 デニー知事が指摘 辺野古新基地建設


大浦湾側工事、「環境保全対策の協議対象となる可能性」 デニー知事が指摘 辺野古新基地建設 会見で記者の質問に答える玉城デニー知事=18日午前、那覇市の県庁(喜瀨守昭撮影)
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沖縄県にある米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、10日に沖縄防衛局が軟弱地盤のある大浦湾側で着手した海上ヤード工事について、国側は事前協議の対象外という認識を示している。沖縄県の玉城デニー知事は18日の定例記者会見で、この工事について「環境保全対策に係る協議の対象となる可能性がある。担当部局に確認を進めさせている」と回答した。

また、米軍が19日午後2~3時に、嘉手納基地上空でパラシュート降下訓練を計画していることに対して、18日に溜政仁知事公室長が外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に対し、訓練を行わないよう申し入れる予定として「県としては、県民に不安と被害を与える恐れのある嘉手納飛行場におけるパラシュート降下訓練を実施しないよう、引き続き求めていきたい」と話した。