自治体の会計年度任用職員の給与引き上げに伴う遡及支給を巡り、豊見城市の徳元次人市長は29日の定例会見で、総務省の通知などに基づき、任用職員の給与を引き上げ、昨年4月までさかのぼって遡及支給する方針を発表した。年度内の支給を目指す。
豊見城市は、同市議会2月定例会で、任用職員の給与を引き上げるための条例改正案と補正予算案を提出、加えて昨年4月から給与改定月までをさかのぼって支給する補正予算案を提出する予定。
担当課によると、任用職員の人数は340人ほど、全体の予算規模は12カ月分で4000万~5000万円となる見込み。徳元市長は「遡及が必要という認識で、どうやったらできるのかを議論してきた。いくつか方法を検討中だが、現在は手入力が有力だ」と話した。(岩崎みどり)