「世界ウチナーンチュセンター」の整備を発表 MICE施設に併設・2029年完成へ デニー知事「母県沖縄のシンボルに」


「世界ウチナーンチュセンター」の整備を発表 MICE施設に併設・2029年完成へ デニー知事「母県沖縄のシンボルに」 「世界ウチナーンチュセンター(仮称)」の整備について発表する玉城デニー知事=31日、沖縄県庁
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 沖縄県の玉城デニー知事は31日の定例記者会見で、県民と国内、海外に住む県系人が交流するための拠点として「世界ウチナーンチュセンター(仮称)」を整備すると発表した。与那原町と西原町にまたがるマリンタウンMICE(マイス)エリアに建設予定の大型MICE施設に併設する。2029年に完成する予定。施設面積は300~350平方㍍程度を予定している。

 ウチナーンチュセンターは、①交流拠点②資料収集・展示③学習・普及④相談窓口の機能を集約する。大型MICE施設は、5年に一度開催される世界のウチナーンチュ大会の開会式、閉会式や、その他の国際交流イベントの開催に使用する予定。

 大型MICE設備と一体として整備し、費用は約2億円を見込んでいる。

 玉城知事は「母県沖縄のシンボルとして、世界のウチナーンチュの心のより所として、県内や国内外からウチナーンチュが集い、お互いが交流することで地域外交で大きな役割を担うウチナーネットワークの発展につなげていきたい」と話した。(沖田有吾)