米軍、嘉手納基地での降下訓練を中止 理由は不明 23日に計画 沖縄


米軍、嘉手納基地での降下訓練を中止 理由は不明 23日に計画 沖縄 上空からパラシュートで降下する米兵=3月14日、米軍嘉手納基地(小川昌宏撮影)
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 【中部】米軍は23日午後に予定していた嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を中止した。嘉手納町によると、同日午後6時前に沖縄防衛局から、米軍の訓練中止を確認したとの連絡があった。中止の理由は不明。

 21日に出された米連邦航空局の航空情報(ノータム)によると、米軍は23日午後6時から同9時半まで降下訓練を予定していた。

 県は21日、嘉手納基地を運用する米空軍第18航空団に対し、同基地ではパラシュート訓練を実施しないよう、口頭で求めていた。玉城デニー知事は10日、東京で木原稔防衛相と面会し、直接中止を求めていた。米軍は昨年12月から今年4月まで5カ月連続で嘉手納基地での降下訓練を実施している。

 沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)や周辺市町村の議会、県はこれまで、訓練に抗議する意見書などを沖縄防衛局や防衛省などに提出している。

(金盛文香)