米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、沖縄防衛局が18日、大浦湾側の護岸工事に8月1日から着手すると県に通知したことについて、玉城デニー知事は21日の定例会見で、「協議が調っていない中で工事の着手予定日が一方的に示されたことは遺憾と言わざるを得ない」と述べ、防衛局の姿勢に不快感を示した。
県と防衛局は、埋め立て工事の着手前に必要な事前協議を続けてきた。玉城知事は、6月18日に県に届いた4回目の回答の内容を精査する考えを示した上で、「協議が調うまでの間は工事に着手しないよう防衛局に引き続き求めていきたい」と語った。