辺野古新基地建設、くい打ち試験の作業を再開 銅管ぐいを海中へ 今月4日以来 沖縄


辺野古新基地建設、くい打ち試験の作業を再開 銅管ぐいを海中へ 今月4日以来 沖縄 鋼管ぐいを海中に沈みこませるクレーン船=8日午前10時50分ごろ、名護市の大浦湾
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、防衛省は8日午前、大浦湾北側の「A護岸」整備予定地で、くい打ち試験に向けた作業を再開した。同日午前9時10分ごろからクレーンが動き出した。くい打ち試験に向けた作業は、4日以来の再開となった。

 防衛省は3日に銅管ぐいを海中へ2本投入し、試験に向けた作業を開始していた。4日に本格的な試験の実施を予定していたが、同日は、3本目となる鋼管を半ばほどまで海中に入れた後、クレーンのアームが畳まれ作業が中断していた。何らかのトラブルが発生していた可能性がある。

 一方、沖縄県は、環境保全対策などの事前協議が調っていないとして、試験の中止を要請している。