今、沖縄でストリートサッカーという球技が熱いです。世界的な大会もあり、沖縄の人も日本代表として出場しているんですよ。ぜひ調査してみてください!
(那覇市 プルバック)
ストリートサッカーという競技は初耳でした。それにしても日本代表として沖縄からも世界大会出場者が出ているなんてすごいですね! さっそく調査員は、沖縄ストリートサッカーコミュニティ「KOKUSAI STREET(コクサイストリート)」の練習場所へと向かいました。
老若男女楽しめる球技
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調査員を迎えてくれたのは、KOKUSAI STREET代表のNAOさん(本名・新里尚史)とチームメンバーの皆さん。いきなりですが、ストリートサッカーとはどんな球技ですか?
「ストリートサッカー(以下ストサカ)はヨーロッパ発祥のスポーツで、遊びの中から生まれたといいます。ルールとしては、1辺が2メートルの8角形(直径5メートル)のコート内で1対1でプレーします。3分間で得点を競い、接触プレーは禁止。相手の股の間にボールを通す「PANNA(パナ)」を成功させると、点差に関係なくその時点で勝利が決まります。着実に点数を重ねていくか、一発逆転のパナを狙うか。その駆け引きが魅力の一つです」
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非常にシンプルなルールですが、それゆえに目まぐるしく変化する戦況に頭をフル稼働させ、相手をいかに出し抜くかは高度なテクニックと卓越したドリブル技術が求められる球技なんですね。パナによる一発KOルールのため、初めてプレーした選手でも玄人に勝てることも珍しくはないといいます。
「過去には全国的な大会に高校生が優勝することもありました。ストサカは接触プレーが禁止されているので年齢や体格に関係なく、老若男女が楽しめるスポーツです」とNAOさんは太鼓判を押します。
世界にも通じる技術
2017年に設立したKOKUSAI STREETには現在、十数名のメンバーが在籍。週に一度の練習の他、FC琉球のホーム戦やお祭りなどのイベント会場で体験会を実施し、ストサカの普及活動に努めています。
「沖縄は全国的にもプレーヤーも多く、全国大会では東京・大阪などの都市圏に並ぶくらいに競技レベルは高い」とNAOさんは胸を張ります。
来月デンマークで開催される世界大会には、日本代表選手としてKOKUSAISTREETからNAOさんと、赤嶺星和さんが出場予定。最後に、二人に意気込みを聞いてみました。
「はじめての世界大会なので、勝ちにいくのはもちろんですけど、それよりも楽しむ気持ちで、周りの人も楽しんでもらえるようなプレーがしたい」(赤嶺さん)
「世界大会での今までの最高がベスト16なので、次はベスト8を目指したい。あとは赤嶺くんと同じです。勝つだけじゃなく、観客に魅せる気持ちを持って遊びたい。一番はパナを決めて盛り上がりたいですね」(NAOさん)
世界大会も目前に迫り、より一層、競技熱の高まるストサカ。毎週木曜日には那覇市、南風原町付近で練習も行っているそうですよ。
KOKUSAI STREET
場所・日時などの問い合わせは
・メール
nao.streetsoccer@gmail.com
(新里)
・Instagram
https://www.instagram.com/kokusai_street/
(2024年7月18日 週刊レキオ掲載)
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