地震を想定、宮古島市が図上訓練 「いざという時に被害を最小に」 沖縄


地震を想定、宮古島市が図上訓練 「いざという時に被害を最小に」 沖縄 地震・津波災害図上訓練で、各地から入る被害や避難状況について情報を集約する宮古島市の職員ら=9日、市役所
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 宮古島市は9日、地震・津波災害の図上訓練を同市役所で実施した=写真。震度6弱の地震が発生したことを想定し、約120人の市職員が被害や避難情報を取りまとめ、必要な対応を協議するなどした。

 訓練は午後2時ごろ、八重山諸島沖南方での地震発生を想定。先島諸島の各地で震度6弱が観測されたとの緊急地震速報が流れ、市災害対策本部が自動的に立ち上がった。職員は各地から入る被害や避難の情報を専用のシートや白板に記して集約し、国や県、報道機関など共有する機関別に情報を分類。市対策本部会議で各部局がまとめた情報を共有した。

 訓練後、座喜味一幸市長は宮崎県南部で震度6弱を観測した8日の地震に触れ、「職員も臨場感を持って対応できた。課題や足りない点は改善し、いざという時にきめ細かい対応で被害を最小に人命を守れるようにしたい」と語った。 

(友寄開)