自民党は27日に総裁選の投開票を行い、第28代総裁に石破茂元幹事長(67)を選出した。
総裁選には過去最高の9人が立候補。1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、上位2人の石破氏と高市早苗経済安全保障担当相(63)の決選投票となった。
17日に那覇市内で開かれた演説会で、石破氏は米軍基地問題について最も時間を割いて言及し「日米地位協定改定に着手すべき」と持論を掲げた。
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設は推進の立場で、琉球新報が実施したアンケートに「辺野古への移設は、普天間の危険性除去や沖縄の負担軽減のため、日米合意による現実的な解決策であり、地域の安全保障と抑止力を維持するためにも必要であるが、地元と対話を重ね、丁寧に説明していくことが重要」と回答している。