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【動画】自民総裁選 9候補が那覇で演説会 「辺野古」言及ほぼなし、基地負担軽減も具体策なく 沖縄


【動画】自民総裁選 9候補が那覇で演説会 「辺野古」言及ほぼなし、基地負担軽減も具体策なく 沖縄 9人の候補者によって行われた自民党総裁選2024地方演説会=17日午後、那覇文化芸術劇場なはーと
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 自民党は17日、総裁選立候補者9人による演説会を那覇文化芸術劇場なはーとで開いた。

 1700人超(自民県連発表)の聴衆を前に各立候補者は沖縄政策や外交、安全保障などについて訴えた。県内最大の政治課題である過重な米軍基地の負担軽減について具体策を示す候補者はいなかった。辺野古新基地についての言及もほぼみられず、移設を推進する従来の政府方針を踏襲する姿勢が垣間見えた。

 出席したのは高市早苗経済安全保障担当相、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長の9氏。1人10分間のスピーチのみで、候補者によるクロス討論や、来場者からの質問は行われなかった。

 石破氏は米軍基地問題について最も時間を割いて言及し「地位協定改定に着手すべき」と持論を掲げた。
 一方、多くの候補者が沖縄の振興策について言及した。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究成果の活用による経済振興や、離島支援拡充による活性化などを訴えた。

 22日には都内で、総裁選候補者による沖縄政策などに関する討論会を実施する予定。

 (佐野真慈)