22日夜に名護市内のマンションの一室で飲食店従業員の50代女性の遺体が発見された件で、県警特別捜査本部は29日、女性が亡くなっていることを知りながら放置して現場から立ち去ったとして、この部屋で女性と同居していた交際相手のタクシー乗務員の男(61)を死体遺棄容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
県警は重要参考人として男の行方を追っており、男は29日に大阪府内で身柄を確保された。県警は男が女性が亡くなった事情を知っているとみて、捜査を進める。
逮捕容疑は21日午前0時ごろから22日午後6時50分ごろまでの間に、女性の遺体を放置して遺棄した疑い。
県警によると、男は22日午後7時ごろ、知人に「警察と一緒に自分の家に行ってほしい」と電話で連絡。通報を受けて駆け付けた警察官が倒れている女性を発見し、女性はその後、死亡が確認された。
県警は男が県外に移動していることを確認し、23日に全国に指名手配。29日午前11時半すぎ、大阪府内の駅で大阪府警の警察官が男に職務質問し、逮捕した。同日午後10時半ごろ、容疑者とみられる男が捜査員に連れられて車両に乗り込み、その後、捜査本部のある名護署に移送された。