社会

国、反対の民意黙殺 辺野古・護岸着工2年 土砂投入、埋め立て加速

新基地建設に伴う埋め立て工事が続く2区域(奥)。並行して「K8護岸」(手前)の造成が進められている=23日午前11時すぎ、名護市辺野古(小型無人機で撮影)

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が護岸工事に着手してから25日で2年となる。この間、知事選や衆院補選などで移設阻止を訴えた候補が当選し、ことし2月の県民投票では7割が反対を訴えるなど、「移設NO」の民意が繰り返し示されてきた。国は民意に耳を傾けず、「辺野古唯一」の姿勢を崩していない。これまでに9カ所の護岸造成を進め、2018年12月からは辺野古側の埋め立て区域②―1と②で土砂投入を進めている。

 防衛局は現在、土砂の陸揚げ場所として使用するため、辺野古崎から沖合に伸びる「K8護岸」造成を進める。K9、K8の2カ所から土砂を搬入し、埋め立てを加速させて既成事実を積み上げる狙いがある。

 大浦湾側では一部しか工事は進んでいない。大浦湾の埋め立て工事では「軟弱地盤」の存在も指摘される。辺野古側の工事を急いでも、将来的に必要となる工期は変わらない。