【広島】2年に1度、全国の県人会が一堂に会する第16回全国沖縄県人会交流会が22日、広島市内のホテルで開かれた。全国から14県人会の代表、役員ら約300人が参加、ウチナーンチュの絆を改めて確認し、交流促進を誓った。コロナ禍の影響で、前回の横浜市鶴見区での開催から4年ぶりとなった。
玉城デニー知事による沖縄の現況報告のほか、各県人会代表あいさつ、広島県人会60年の歩みが紹介された。懇親会では琉球舞踊や民謡、エイサーなどが披露され、交流を深めた。会場一体となってカチャーシーを踊り、フィナーレは広島沖縄県人会の中村盛博顧問らが民謡「うちなー」を歌い上げた。
玉城知事は「県人会の皆さんにはふるさと沖縄の情報発信に貢献してもらい感謝している。沖縄と本土の架け橋としてさらなる協力をお願いしたい」と述べた。
広島沖縄県人会の與儀兼三会長は「多くの県人会関係者の参加に感謝している。広島と沖縄を結ぶ平和の役割を担うよう、活動、交流を続けたい」と意気込んだ。次回は愛知県で開催されることが決まった。 (謝花稔)