ハロウィーンの仮装で使用したとみられるペンや絵の具が散乱するトイレの手洗い場＝10月31日夜、北谷町（投稿者提供）
古堅一樹 ビーチやホテル、アメリカンビレッジなど沖縄屈指の観光スポットを抱え、近くには米軍基地もある北谷町美浜。毎年ハロウィーンの日にはイベントが開催され、仮装姿の若者や親子連れ、外国人らで混雑する。
今年も多くの人でにぎわったハロウィーンの夜。にぎわいの裏で、ある迷惑行為が話題になっている。
「マナー守らないと何もかも規制されるよ 渋谷みたいに」
このように発信したX（旧Twitter）への投稿が広く拡散されている。添付された写真には、商業施設のトイレの手洗い場に、仮装で使ったと思われるペンや絵の具が散乱した様子が写る。
投稿には2日午後2時現在、1500を超える「いいね」が寄せられ、表示された回数は約22万件に上る。「一部の人のせいで、規制されたら嫌だ。みんなルール守って楽しんでいるのに」「これは許せない」などのコメントが相次いでいる。
当日、美浜では子どもたちが合い言葉の「トリックオアトリート」（お菓子くれないと、いたずらしちゃうよ）と言うと、お菓子をもらえるイベントなども行われ、大勢の人たちが楽しんだ。一方、路上で飲酒した後、ポイ捨てされた空き缶や瓶も目立ったという。
Xに投稿した30代の男性もイベントを楽しんでいたが「（荒れた状態の）トイレを見た時はかなり残念に思った」と振り返る。「最初の1人がごみを放置し、『みんなそのままにしてるからいいや』という気持ちが働いてあの惨状になったと思う」と推測する。
男性は「ハロウィーンを楽しむためには、子ども達のイベントをメインとして、そのお手本になるためにルールを守る必要があると思う」と強調した。
