祭りで迷彩服行進 石垣陸自が市民パレード参加「住民との交流」 背嚢背負い約120人が隊列


祭りで迷彩服行進 石垣陸自が市民パレード参加「住民との交流」 背嚢背負い約120人が隊列 石垣島まつりの市民大パレードに参加し、迷彩服で行進する自衛隊員=5日、石垣市(読者提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 照屋 大哲

 【石垣】5日に石垣市であった第59回石垣島まつり2023(同実行委員会主催)の市民大パレードに、陸上自衛隊石垣駐屯地の隊員が迷彩服姿で参加し、行進した。自衛隊が迷彩服姿で一般のイベントでパレードするのは県内初という。沿道では日の丸の小旗を振る市民の姿もあった。同駐屯地の担当者は10日、琉球新報の取材に対し、参加した目的について「住民との交流を図るため」と答えた。

 当日は第15音楽隊(那覇市)がパレードを先導し、背嚢(はいのう)を背負った隊員らが行進した。駐屯地によると、同音楽隊と合わせ約120人の隊員が参加。八重山防衛協会、八重山自衛隊家族会、隊友会八重山支部の3団体が沿道の市民らに日の丸の小旗を配布したという。

 駐屯地担当者は迷彩服での参加について「普段から着用しており、住民に自衛隊を理解してもらうためにパレードでも着用した」と述べた。来年も引き続き参加する意向だという。