「すい臓がん」早期発見を呼び掛け 紫の光で啓発を訴える 琉球新報社ビルの光で訴え


「すい臓がん」早期発見を呼び掛け 紫の光で啓発を訴える 琉球新報社ビルの光で訴え すい臓がんの早期発見啓発のため、紫色にライトアップされた琉球新報本社ビル=16日午後6時26分、那覇市泉崎(6秒間露光、小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 中村 万里子

 琉球新報社ビル11月は膵臓(すいぞう)がんの啓発月間。16日の世界膵臓がんデーに合わせ、那覇市の琉球新報社屋が紫色にライトアップされた。昨年に続き2回目。膵臓がん啓発と撲滅を訴えるパープルリボン啓発活動の一環で北海道、大阪、沖縄で同時に行われ、札幌テレビ塔や大阪城も紫色に染まった。

 膵臓がんは早期発見が難しく、難治性がんの一つとして知られる。那覇市立病院のがん看護専門看護師で、NPO法人パンキャンジャパン沖縄支部の島袋百代支部長は、2016年に夫を膵臓がんで亡くした。島袋さんは「早期発見が大切だ。家族の間でも膵臓がんについて話してみてほしい」と呼びかけた。

 パンキャンジャパン沖縄支部は、患者が悩みを共有する場として不定期で「患者サロン」を開いている。大阪国際がんセンターとパンキャンジャパン北海道支部は25日に「第3回合同膵がん教室」も開催予定でオンライン視聴も可能。問い合わせは島袋さん、電話090(4988)8729。メールはpancanoki@gmail.com

 (中村万里子)