【東京】1855年に琉球国とフランスが交わした琉仏修好条約に関する国書(外交文書)と条約原案の原本とみられる文書が見つかった件で、要請のために上京中の玉城デニー知事は17日、「非常に貴重な原本。沖縄県としてもどうにか入手できないかと思っている」と語った。
玉城知事は、国書、条約原案の原本とみられる文書で琉球国による独自の外交交渉が記録されていた点に触れ「沖縄、琉球国の新たな歴史が改めて確認されることになる。非常に貴重な資料だと思う」と評価した。
文書は19、20日に東京都内で開催される古書のオークションに出品される見込み。記者団から「沖縄に戻ってほしいか」と問われ「個人的には(戻ってほしい)」と応じた。(安里洋輔)