ヒナイ川や古見岳登山道…西表島の5カ所、25年3月にも立ち入り規制開始 「特定自然観光資源」保護


ヒナイ川や古見岳登山道…西表島の5カ所、25年3月にも立ち入り規制開始 「特定自然観光資源」保護 ヒナイ川の中流付近にあるピナイサーラの滝=2020年、西表島
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 観光など人的活動により自然環境が損なわれる恐れがある「特定自然観光資源」に、竹富町西表島内の5カ所が指定されている件で、町が2025年3月にもこの5カ所の立ち入り規制を開始することが28日、分かった。自然保護と観光の持続可能な両立を目指す。制限開始に向け、入域管理をするアプリのシステム構築などを進める。

 町は27日に西表島の離島振興総合センターであった「西表島エコツーリズム推進協議会」で25年3月開始の案を示した。

 特定自然観光資源は、(1)ヒナイ川(1日上限200人)、(2)西田川(同100人)、(3)古見岳登山道(同30人)、(4)浦内川源流域(同50人)、(5)テドウ山登山道(同30人)―の5カ所。

 立ち入りは事前にアプリなどで町長に申請し、承認を得る必要がある。入域者には事実上の入域料となる、1人当たり500円か1000円の事務手数料が発生する。

 (照屋大哲)