【宜野湾】6年前に米軍機の部品が落下した宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園。命を脅かす事故を起こしてもなお、園上空を米軍機が飛び交う現状は変わらない。神谷武宏園長(61)は「平和は待っていても来るものではない。つくるものだ」と語り、毎週月曜に米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前でゴスペルを歌い、配備反対と米軍基地の撤去を願い、安全な空を求める活動を続けている。
11月29日には鹿児島県・屋久島沖で米軍のオスプレイが墜落した。翌日も普天間飛行場のオスプレイは園上空を飛んだ。「米軍はわったーうちなーんちゅを何だと思っているのか」と憤る。
牧師として、人種や国籍が異なっても、人と人は対等であると信じている。ゲート前に活動の賛同者と集まり、平和な空を願いゴスペルを歌う日が続く。
(名嘉一心)