空自ブルーインパルスの曲技飛行、那覇市「安全面に考慮」と容認 共産市議「中止要求を」と反発 あす那覇基地でエアーフェスタ


空自ブルーインパルスの曲技飛行、那覇市「安全面に考慮」と容認 共産市議「中止要求を」と反発 あす那覇基地でエアーフェスタ 宮古島市の上空で展示飛行する「ブルーインパルス」=2022年12月11日、宮古島市
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 10日に航空自衛隊那覇基地で行われる美ら島エアーフェスタ2023で、曲技飛行隊「ブルーインパルス」が宙返りなどを行うことについて、那覇市は8日、曲技飛行を容認する意向を示した。同日の市議会定例会一般質問で當間順子総務部長が湧川朝渉氏(共産)に答えた。

 當真部長はエアーフェスタの開催に当たって空自から①機体の整備に万全を期すこと②民間地域付近での飛行を行わないこと③民間機の離着陸に影響を及ぼさないこと―の3点が確認できたと答弁。その上で「通常の飛行より安全面に十分考慮していることが理解できたことから空自の意向を尊重する」と話した。

 湧川氏は、ブルーインパルスが過去に墜落事故を多数起こしているなどとして「断じて容認できない。中止を要求すべきだ」と求めた。(吉田健一)