「連載:自衛隊 南西シフトを問う」の記事一覧
2010年の防衛大綱で方向性が示された自衛隊の「南西シフト(重視)」政策の下、防衛省は奄美、沖縄への部隊新編、移駐を加速度的に進めてきた。与那国、宮古島に続き、今年は石垣駐屯地が開設される。22年末には戦後日本の安全保障政策の大転換となる安保関連3文書が閣議決定され、南西諸島の一層の軍備強化が打ち出された。南西シフトの全容と狙い、住民生活への影響など防衛力強化の実像に迫る。
琉球新報デジタル「電子新書」を新発売! 新聞労連優秀賞の「自衛隊南西シフトを追う」もラインナップに 初売りキャンペーンで1000円!
2024/02/14
#連載:自衛隊 南西シフトを問う
琉球新報デジタルは、注目された連載や特集記事がまとめて買いきりで読める「電子新書」を始める。 第2弾は、2024年の第28回新聞労連ジャーナリズム大賞で優秀 ...
琉球新報の取材班に「優秀賞」 新聞労連大賞 南西シフト報道
2024/01/20
#新聞労連
新聞労連(石川昌義中央執行委員長)は19日、第28回新聞労連ジャーナリズム大賞(新聞労連主催)の入賞作品を発表し、琉球新報の「防衛力の南西シフトなど、激化する ...
軍事手段を制限する交渉が不可欠 識者の見方(6)我部政明氏(沖縄対外問題研究会代表) 緊張緩和、沖縄から発信を<自衛隊南西シフトを問う>30
日本の安全保障政策の問題点や「台湾有事」の沖縄への影響、緊張緩和に向けた方策について、国際政治学者の我部政明氏(沖縄対外問題研究会代表)に聞いた。 ◇ ...
行動伴わぬ「外交重視」 識者の見方(5)三牧聖子氏(同志社大准教授) 対話求める姿勢を<自衛隊南西シフトを問う>29
安全保障関連3文書などについて、国際政治学者の三牧聖子同志社大准教授(アメリカ外交)に聞いた。 ◇ ◇ ―安全保障関連3文書をどう評価するか。 ...
「交流の島」が「要塞の島」に 識者の見方(4)上妻毅氏(ニュー・パブリック・ワークス代表理事)自治力高め紛争回避を<自衛隊南西シフトを問う>28
2000年代に合併問題で揺れた与那国町の「自立ビジョン」の策定に携わるなど、県内の離島振興や企画行政に関わってきた企画コンサルタント「ニュー・パブリック・ワーク ...
憲法にそぐわぬ「国の専管」 識者の見方(3)飯島滋明氏(名古屋学院大教授)「地方自治体、外交の主体になるべき」<自衛隊南西シフトを問う>27
防衛や外交に関する地方自治体の関わりについて、憲法学者の名古屋学院大の飯島滋明教授に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ―「防衛と外交は国の専管事項だ ...
「沖縄標的に」懸念当然(2)福田円氏(法政大教授) 政府、住民保護提示を<自衛隊南西シフトを問う>26
中国と台湾の関係について語る福田円・法政大教授=3月24日、同大 中国と台湾の現状や沖縄との関わりについて、中台関係を研究する福田円法政大教授に聞いた。 ◇ ...
米台と抑止力維持を 識者の見方(1)松田康博氏(東京大教授) 長期化で中国息切れに<自衛隊南西シフトを問う>25
中国を念頭に置いた日本の防衛力強化が進む中、中国による「台湾有事」の可能性などについて、東アジアの国際政治が専門の松田康博東京大教授に聞いた。 ◇ ...
中国 軍拡と平和路線推進 台湾有事の可能性 米台は冷静な見方も<自衛隊 南西シフトを問う>24
辛亥革命110周年記念大会の演説で台湾統一実現への決意を表明した中国の習近平国家主席=2021年10月9日、北京 「台湾有事」は差し迫った脅威か、それとも虚構か ...
観光地化する台中対立の最前線・金門島の「日常」 台北那覇分処長「緊張は常に存在する」<自衛隊南西シフトを問う>23
金門島から臨む中国アモイ=2022年12月30日、台湾の金門県 海を隔てた島の対岸には、もやがかった中国・厦門(アモイ)の超高層ビル群が一面に広がる。手前の砂浜 ...
日本「基地使用断れる」 事前協議 米は「通知」、解釈に齟齬<自衛隊南西シフトを問う>22
「事前協議」を規定した岸・ハーター交換公文 「台湾有事」が起きた場合に、沖縄が中国の攻撃対象となり得る一事例として想定されているのが、日本国内にある米軍基地を拠 ...
有事の民港使用、避難遅れ懸念 国際法違反の可能性も 「軍民分離」の原則<自衛隊南西シフトを問う>21
安全保障関連3文書が閣議決定された昨年12月16日。岸田文雄首相は会見で、南西地域の防衛体制の強化に関する項目の中で「万一、有事が発生した場合の国民保護の観点か ...
政府、海底整備も検討 民間港湾への視線 管理者自治体の判断焦点<自衛隊南西シフトを問う>20
自衛隊が契約する民間船舶の利用を想定し、県内の港湾についてまとめた防衛省・自衛隊の2013年度資料。「平良港」「石垣港」「祖納港」が列記されている。 防衛省・自 ...
「脅威ばかりがあおられている」…住民の理解が進まない「国民保護」、八重山の自治体に懸念も<自衛隊南西シフトを問う>19
住民避難訓練でわが子を抱きかかえる保護者=1月29日、那覇市のなは市民協働プラザ地下駐車場 「100段くらいの階段があるとすれば、まだ3段くらいしか上れていない ...
「住民避難」空文化の懸念 民間人の輸送、自衛隊関与は不透明 後手に回る「国民保護」<自衛隊南西シフトを問う>18
「機動展開能力・国民保護」と明記された国家防衛戦略の目次の一部(下線は加筆) 南西諸島の抑止力増強に向けた取り組みが急速に進められる一方で、最優先されるべきはず ...
冷戦後、島しょ防衛重視 変容する計画 3文書改定「異次元」の強化へ<自衛隊南西シフトを問う>17
ボートで着上陸して銃を構える陸上自衛隊水陸機動団と米海兵隊=2020年2月、金武町の金武ブルー・ビーチ訓練場 自衛隊の「南西シフト」(重視)の萌(ほう)芽(が) ...
尖閣国有化で大幅増 空自スクランブル 中国の動きと表裏一体<自衛隊南西シフトを問う>16
機体の下に入り、F15戦闘機の整備を進める隊員ら=1月23日、那覇市当間の那覇基地(小川昌宏撮影) 奄美大島より南の「防空」を任務とする航空自衛隊南西航空方面隊 ...
F15退役後リスク分散化 公共インフラ利用の先に民間地狙いも<自衛隊南西シフトを問う>15
米本国に帰還するため離陸するF15戦闘機=2022年12月1日、米空軍嘉手納基地 米国が海外に有する最大の空軍基地・嘉手納飛行場。米空軍は昨年10月、嘉手納に常 ...
「友好親善と乗員の休養」のためと与那国に入港した米掃海艇 隠された本当の目的は?<自衛隊南西シフトを問う>14
2007年に米海軍の掃海艇2隻が与那国町の祖納港へ入港した。当時のケビン・メア在沖米総領事は本国に「与那国島が台湾海峡有事の際に(機雷からの防御などを行う)対 ...
民意問わずに、配備目前…「全然納得はしていない」さらなる強化方針に危機感 ゆらぐ石垣(下)<自衛隊南西シフトを問う>13
於茂登連山のふもとで急ピッチで建設工事が進む陸上自衛隊の駐屯地=1月26日、石垣市 石垣市平得大俣に建設中の陸上自衛隊の駐屯地が3月にも開設する。行政区域に尖閣 ...
「石垣を捨て駒にしてしまうことだ」長射程ミサイル配備、容認派にも広がる懸念 ゆらぐ石垣(上)<自衛隊南西シフトを問う>12
長射程ミサイル配備を「到底容認することはできない」とする野党側意見書を可決する石垣市議会=2022年12月19日、同議会議場 反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明 ...
「最前線」を平和拠点に 潜在力を活用し緊張緩和へ 県の「地域外交」<自衛隊南西シフトを問う>11
1995年7月から96年3月にかけて、台湾海峡を挟んで「有事」勃発の緊張が高まった。中国が台湾海峡で大規模軍事演習を展開し、台湾近海にミサイルを撃ち込んだから ...
下地島空港「屋良覚書」を生かせるか 脱「お願い」へ効力強化模索 県の逡巡㊦<自衛隊南西シフトを問う>10
下地島空港の開港式典でテープカットする(左から)西銘知事、森山運輸相、海原沖縄開発庁振興局長=1979年7月5日、下地島空港 米海兵隊が13日、宮古島市の下地島 ...
自衛隊対応、新たな課題 知事「容認」巡り支持層反発も<自衛隊南西シフトを問う>9
航空自衛隊のブルーインパルスによる宮古空港使用を巡り、平和団体から届出受理の撤回を求められる県幹部(右)=2022年12月2日、県庁 「県が管理する空港が、(自 ...
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