LGBTQなど性的マイノリティーの人たちと思いを共有し、表現するイベント「ピンクドット沖縄」(ピンクドット沖縄主催)が10日、那覇市牧志のてんぶす那覇前広場で開かれた。ピンク色を身に付けた多くの人でにぎわい、主催者発表で2千人余が参加した。国際通りをパレードするレインボーパレードも昨年に続き開催され、350人以上が参加した。軽快な音楽とレインボーフラッグなどを手にした人たちで、通りはピンク色に染まった。
今回のテーマは「同性婚」。同性間の結婚を認めないのは憲法に反するとして、全国5カ所で提訴された裁判は、4カ所で違憲の判決となった。3月には北海道と東京で控訴審判決が示される。ピンクドット沖縄の高倉直久理事長は開会のあいさつで「同性婚はまだ道半ば。全ての人が自分らしく生きやすい社会を目指し、活動を継続していく」と述べた。
会場を訪れた女性(44)=那覇市=は「身近にもLGBTQの人がいるが、特に違和感なく付き合っている。同性カップルのテレビドラマの影響もあり、特別なこととは思わないので、同性婚も認められてほしい」と話した。
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トークセッションでは同性婚訴訟の原告廣橋正さん、かつさん=いずれも宮古島市=と、担当弁護士の寺原真希子さんが登壇し、これまでの経緯や社会の変化について語った。
ステージでは東京の混声合唱団「Pride Choir Tokyo」の24人のメンバーの合唱や、歌手の石嶺聡子さんとJimamaさんのライブがあり、会場を盛り上げた。司会はブルボンヌさんと與那嶺啓さん(RBCアナウンサー)が務めた。