琉球新報創刊130年と、写真集「清ら星」の発刊を記念した公演「伝統芸能を生きる『清ら星たち』」の2日目公演が24日、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。伝統組踊より1719年初演の「執心鐘入」(島袋光晴監修、西江喜春地謡指導)、1756年初演とされる「万歳敵討」(親泊興照監修、中村一雄地謡指導)を上演した。組踊のスターたちが聖夜に、舞台できらめいた。
初めて組踊を見たという粟国千恵子さん(76)=那覇市=は「『執心鐘入』の宿の女は夢に出てきそうなほど怖かった。『万歳敵討』の長男役もすばらしく、ファンになった。面白かった」と声を弾ませた。
(藤村謙吾)