水源地に雨 沖縄本島のダム貯水率、低下ペースが鈍化 


水源地に雨 沖縄本島のダム貯水率、低下ペースが鈍化  雨イメージ
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 少雨によって沖縄本島内11ダムの貯水率が低下している問題で、水源地の本島北部地方に2月28日から雨が降り、同29日から3月1日にかけての貯水率の低下ペースは最近の0・3~0・4%から0・1%に縮小した。ただ、天気予報では雨は2日ごろまでで、渇水の解消にはつながらない見込みだ。

 アメダスの観測によると、東村では29日に合計19・5ミリ、1日午後3時までに5・5ミリの雨が降った。

 11ダムの貯水率は1日午前0時時点で43・6%と、29日の43・7%から0・1ポイント減少した。少雨による渇水が進み、最近では3日で1%程度の低下が続いていた。雨によって低下幅が縮小したとみられる。(沖田有吾)