熱中症に警戒を　環境省が｢特別警戒アラート｣運用を開始　避難施設を開放

　環境省は24日、災害級の熱波に備えるため「熱中症特別警戒アラート」の運用を全国で始めた。10月23日まで。過去に例のない広域的な危険な暑さを想定。健康に重大な被害が生じる恐れがあるとして最大限の予防行動を促す。発表時には、市区町村は事前に決めた、公民館など「指定暑熱避難施設」（クーリングシェルター）を開放する。

　特別アラートは、気温と湿度などから算出する指標「暑さ指数」が都道府県内の全地点で35以上になると予想される場合、前日午後2時ごろに発表。熱中症にかかりやすい高齢者や乳幼児への配慮、対策を徹底できない場合の運動やイベントの中止・延期の検討を呼びかける。

　暑さ指数が33以上になる予想で発表する「熱中症警戒アラート」の上位に位置付けられた。