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世界の舞台、沖縄の学生がサポート ドレス制作やヘアメーク ミセスオブザイヤー日本代表の外間さん共演企画


世界の舞台、沖縄の学生がサポート ドレス制作やヘアメーク ミセスオブザイヤー日本代表の外間さん共演企画 専門学校生の(左から)読谷山舞香さん、森田ひなのさん、小浜真奈美さんとドレスの打ち合わせをする外間友子さん=15日、浦添市牧港のインターナショナルデザインアカデミー
この記事を書いた人 Avatar photo 外間 愛也

 「多様性の美しさ」や「世界平和」などをテーマに掲げるミセスオブザイヤーワールド2024に、日本代表で出場する三重県出身で看護師の外間友子さん(42)=豊見城市=が、世界の舞台で県内の専門学校生との“共演”を企画している。東京で6月に開かれる世界大会に同行してもらい、学生が作るドレスの着付けや、髪型のセットを担当してもらう。

 外間さんは、幼少期から太っていたことで同級生からいじめられ「自分はだめな人間だ」と自身を否定してきたという。大会関係者が「ありのままの自分でいい」と言い続けてくれたことで、自分を肯定的に捉えられるようになった。

 23年に沖縄大会で準グランプリ、日本大会で特別賞を受賞し、世界大会出場が決まった。出場に当たり「県内で頑張っている学生にも機会を共有したい」と考えた。

 ドレスは浦添市のインターナショナルデザインアカデミーに依頼した。担当したのは小浜真奈美さん(28)、森田ひなのさん(19)、読谷山舞香さん(24)、玉城善也さん(19)の4人。大会に同行する森田さんは「きちんとサポートできるように頑張り、多くのことを吸収したい」と意欲を見せた。

 那覇市のビューティーモードカレッジの松田梨琴さん(19)はヘアメークのアシスタントを務める。「本番では、本人の期待以上の仕上がりにできるよう頑張りたい」と成功を誓った。

 外間さんは「沖縄の学生の思いがこもったドレスとヘアスタイルで勝負したい」と意気込みを語った。世界大会に向け、クラウドファンディングサイトの「キャンプファイヤー」で支援を求めている。 

専門学生の松田梨琴さん(右)と美容室経営の平良みのりさん(左)とヘアメークの打ち合わせをする外間友子さん=16日、那覇市東町のビューティーモードカレッジ

(外間愛也)