サンエーも休業 宮古島市平良で観測史上最大の大雨、車の水没、道路冠水相次ぐ 沖縄


サンエーも休業 宮古島市平良で観測史上最大の大雨、車の水没、道路冠水相次ぐ 沖縄 大雨で店内が浸水被害を受けたサンエー宮古島シティが駐車場に張り出した休業の案内=21日午後、宮古島市平良下里
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 宮古島地方気象台は21日午前3時ごろ、大雨警報と雷注意報を発表した。市平良の鏡原で午前3時27分までの1時間降水量は100ミリを観測、同地点での観測史上最大となった。

 24時間降水量は316・5ミリで5月の観測史上最大を更新した。市や市消防本部によると、少なくとも3カ所で車の水没が発生し、20カ所以上で道路が冠水した。人的被害は確認されていない。大雨警報は午後2時6分に解除された。

 市平良東仲宗根添では、冠水した市道に車1台が放置された。午前9時半ごろ、市職員が冠水しやすい場所を見回りしていたところ、人が乗っていない車を確認した。市道の冠水は同日午後5時現在も解消されていない。

 市平良下里のサンエー宮古島シティでは浸水被害に遭い、清掃などの対応に追われ、同日は休業した。

 県宮古土木事務所は宮古島側の伊良部大橋に通じる道路が冠水したため、道路を一時通行止めにした。

 市は午前4時半ごろに市役所に避難所を開設。午前5時20分ごろに4学区(平一、北、南、久松)で高齢者等避難を発令した。大雨警報の解除とともに高齢者等避難と避難所を解除した。

 本島地方での降り始めから21日午後4時までの降水量は、南城市糸数で61ミリ、那覇市樋川で48ミリ、八重山地方は石垣市登野城で89・5ミリ、同市川平で80ミリを観測した。

 (友寄開)