嘉手納でパラシュート降下訓練 あす23日 6カ月連続、県が中止求める 沖縄


嘉手納でパラシュート降下訓練 あす23日 6カ月連続、県が中止求める 沖縄 上空からパラシュートで降下する米兵=4月19日、米軍嘉手納基地(ジャン松元撮影)
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 【中部】米軍は23日午後6時から9時半に、米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施する。米連邦航空局が航空情報(ノータム)で公表した。実施されれば嘉手納基地での訓練は6カ月連続となる。県は21日、嘉手納基地を運用する米空軍第18航空団に対し、同基地ではパラシュート訓練を実施しないよう、口頭で求めた。

 18航空団の司令官ニコラス・エバンス准将は4月26日、伊江島補助飛行場の修復が完了するまで嘉手納基地で訓練すると説明し、「次回は5月末を予定している」と述べていた。

 嘉手納基地でパラシュート降下訓練が実施されていることについて、沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)や周辺市町村の議会、県はこれまで、訓練に抗議する意見書などを沖縄防衛局や防衛省などに提出している。

 (福田修平、知念征尚)