南城市奥武島の奥武漁港付近で17日、中学生の男子生徒2人が海に飛び込んだ後に溺れて搬送された事故について、第11管区海上保安本部の坂本誠志郎本部長は22日、那覇市の那覇港湾合同庁舎で開かれた定例記者会見で「(事故発生を)重く受け止めている」とコメントした。11管によると、2人のうち心肺停止の状態で搬送された生徒は22日時点で治療が続いているという。
与那原署や中城海上保安部、県教育委員会などは24日に「与那原地区水難事故防止推進協議会」の臨時会を開き、奥武島での水難事故の防止策を協議する方針を示している。
11管によると、今年の県内でのマリンレジャー活動に伴う人身事故者数は21日時点で25人(前年同期比6人増)。このうち2割を占める5人が死亡している。