サバの刺し身食べ、アニサキス 北谷町の飲食店で食中毒 沖縄


サバの刺し身食べ、アニサキス 北谷町の飲食店で食中毒 沖縄 サバ(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 宮沢 之祐

 中部保健所は28日、北谷町美浜の飲食店で食中毒が発生したとして、危害除去命令を出した。

 県薬務生活衛生課によると、4月28日夜にサバの刺し身のあえ物を食べた40代女性が翌朝、激しい腹痛や吐き気に見舞われた。後日の受診で胃から寄生虫「アニサキス」が摘出され、5月17日に同保健所に届け出た。

 アニサキスはサバなど魚介類に寄生。加熱処理や、零下20度以下での24時間の冷凍処理で死滅する。

 同課によると、寄生虫による食中毒が発生すると、これまでは営業停止処分にしていたが、寄生虫を死滅させるため必要な措置を取らせ、文書で報告させる危害除去命令に改めた。より実効性を高めるのが狙い。食中毒の原因となったメニューは、保健所が確認を終えるまで提供しないように命じている。

(宮沢之祐)