【沖縄】Bリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップで準優勝した琉球ゴールデンキングスの選手らは30日、沖縄市役所に桑江朝千夫市長を訪れて報告した。シーズンを通して、天皇杯や東アジアスーパーリーグも含めた81試合の長丁場をチームで戦ってきた岸本隆一選手は「たくさんの方に支えていただき、最後まで戦い抜けた」と地元や沖縄アリーナへの感謝を語った。
13人の選手らが市長応接室を埋めた。沖縄バスケットボールの白木享社長は「試合数の多い中で満身創痍(そうい)で戦い、3年連続で決勝に進んだのは正直、偉業だと思う。多くの沖縄のファン、沖縄アリーナがあったからこその結果だ」と話し、盛り上がったバスケ熱をさらに高めたいと誓った。
桶谷大ヘッドコーチは「あと一つ届かず準優勝で終わったが沖縄アリーナがあったからここまでできた」と感謝した。
市制50周年の節目に背番号「50」のキングスのユニホームを贈られた桑江市長は満面の笑み。「負けて申し訳ないなんて、そんなことはない。ブースターは最後の最後まで応援できて喜んでいる。どの地域のファンもこんな経験はできない。オフでしっかり疲れた心身を癒やしてください」と激励した。
(石井恭子)