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宮古島の「海神祭」ハーリー、陸自参加に抗議 市民団体が会見 沖縄


宮古島の「海神祭」ハーリー、陸自参加に抗議 市民団体が会見 沖縄 久松漁港で開かれる久松海神祭のハーリーに陸上自衛隊宮古島駐屯地の隊員が参加することに抗議するミサイル基地いらない宮古島住民連絡会のメンバー=6日、宮古島市平良
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会は6日、宮古島市内で記者会見を開き、9日に宮古島市平良の久松漁港で開かれる久松海神祭のハーリーに陸上自衛隊宮古島駐屯地の自衛隊員が参加することに抗議した。

 同連絡会は「沖縄の伝統文化である行事に軍事組織の構成員が出場することは適当だとは思えない」とした。陸自は本紙の取材に対し、駐屯地としての参加はないとしており、希望者を集めて私的に参加する方針。

 同連絡会のメンバーは「自衛隊がかつての日本軍の同化・一体化するような風潮、戦前の総動員体制を想像させるような空気を、住民生活の中に持ち込ませることに反対する」との見解を読み上げた。

 上里清美共同代表は、4月に開催された第38回全日本トライアスロン宮古島大会に触れ「軍事的なものをにおわせるような自衛隊員が(運営に)関わっていたことに大きな違和感があった」と訴えた。

 (友寄開)